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お知らせ 2024.07.26

近刊『南島ボートピープル』著者・原井一郎氏によるオンライン講演のお知らせ

近刊『南島ボートピープル』著者・原井一郎氏によるオンライン講演のお知らせ

記念すべき、南島叢書100号にあたる『南島ボートピープルー奄美近現代・出稼ぎ/移民考』原井一郎(著)の刊行(2024年8月7日刊行)に先立って、著者の原井一郎さんの2回目(全4回)のご講演が2024年7月27日(土)14:00 (開始予定)に開催されます。(※オンライン)

今回は主催団体のご厚意によりどなたでもご視聴いただけます。興味のある方はこちらからZoomにお入りください。

 

参加 Zoom ミーティング ★ 当日ここを押す↓

https://us06web.zoom.us/j/86723545309?pwd=3d38Ujj6uPpNbWfvlfbiaQ7qsdrEWM.1

 

ミーティング ID: 867 2354 5309

パスコード: 040197

 

講義題目 〝苦潮世〟への旅路-奄美近現代・出稼ぎ移民考― 

講師 原井一郎

主催 大阪労働学校オンライン講座

講演内容(4回分)

九州―沖縄間に点在する奄美群島は、17世紀末からサトウキビ作を強要され、200年以上も苛斂誅求で貧窮にあえぎ、「黒糖地獄」に苦しんだ。薩摩藩はその収奪によって赤字財政を脱し強藩化、明治維新の立役者になるが、島民の疲弊はそっくり近代に継がれ、窮状が続いた。そうした中、産業革命で〝東洋のマンチェスター〟に変貌した阪神工業地帯へ、奄美から最多期、年4万人以上が先を競って出稼ぎに流出、さらに海外、戦時中には満蒙へ、戦後も基地オキナワへと脱出が続いた。1世紀におよぶ奄美群島民の流民化は、労働搾取ばかりか言葉、生活習慣の違いで蔑視・排斥に晒され、ニガシュ(苦潮)世の辛酸を舐めた。そうした「出稼ぎ世」が生まれた背景、離郷者が辿った足跡を再検証して現代に問い、合わせて今日の外国人労働者差別など排外主義の台頭、創生される貧困(子供、女性)、弱者(限界集落、寝たきり老人など)への在り方を、4回に分け考えていく。

 

ご講演は以下のスケジュールで、第1講はどなたでもお聞きになれますので、興味のある方は是非弊社ホームページからお問い合わせください。

オンラインZOOMのURLをメールにてお送りします。

 

第1講 5月25日(土) 14:00-15:30 「唄の世界の近代奄美」※終了

第2講 7月27日(土) 14:00-15:30 「近世の飢餓、近代の赤貧」

第3講 9月28日(土) 14:00-15:30 「奄美流民が辿った道」

第4講 11月23日(土) 14:00-15:30 「検証「奄美の出稼ぎ・移民」」