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お知らせ 2024.03.08
南島叢書「第100巻目」近刊告知!
記念すべき南島叢書第100巻目『南島ボートピープル』(原井一郎著)が今夏刊行の運びとなりました!
本書は、明治末から始まり、約1世紀にもおよんだ奄美群島からの大都市出稼ぎ・海外移民の人々の姿を奄美近現代史のなかで捉えなおし、今日的な労働者差別、貧困問題へと考察を進めていきます。著者は『国境27度線』の著者原井一郎氏。前作以上の丁寧な取材と深い資料の読み込みが埋もれた歴史に光をあてています。
南島叢書100巻目にふさわしい新しい記録文学の誕生です。是非ご期待ください!
【目次】はじめに/プロローグ <ある出稼ぎ者の孤独死>/第一章 売られゆく貧者の群れ/第二章 〝砂糖地獄〟を生きて/第三章 近代のとば口で/第四章 近代の犠牲―女工悲劇/第五章 大正・昭和の大流出/第六章 阪神と奄美人/第七章 海外棄民と犠牲 (「玉砕の島」から「長崎被曝死」まで)/第八章 戦後を生きる(基地オキナワと密航)/第九章 現代の都市奄美人(島唄活動家、西成に生きる、抗う生コン労組闘士)/第十章 「出稼ぎ世」を追って(過去と現在への問いかけ/対談※「奄美近代『流民化』のインパクトと国際化時代 ―中西雄二(東海大文明学科准教授)